和漢コラム腰痛の悩みにCOLUMN

腰痛とストレスの深い関係。打ち勝つための4つのポイント。

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なかなか治らない腰痛、もしかしてストレスが原因?そう思っているあなた。

実は、同じ悩みを抱えている人は意外に多いようです。
腰痛の原因にはさまざまな要素があるので、痛みの原因=ストレスと簡単に決めつけることはできませんが、精神的ストレスと腰痛は大きく関係していることも事実。

もし、あなたが3ヵ月以上続く慢性腰痛に悩まされていて、病院で診察してもらっても明確な原因が見つからない。もしくは、腰の異常は治ってきたはずなのに痛みが引かない。そんな時はストレスが関係しているのかもしれません。そのメカニズムとストレスに負けない対処方法をご紹介します。

ストレスが腰痛の原因に?脳と痛みには深い関係があった

痛みをコントロールするシステムが機能しなくなる

まず最初に、脳と痛みの関係について考えてみましょう。
あなたの周囲に、ケガをしたり腰を痛めたりしているわりには、あまり痛そうでない人はいませんか?「私はこんなに辛いのになぜ?」と。それは、その時の精神状態や考え方によって、痛みの感じ方が異なることに関係しています。

脳と痛みのメカニズムとは、
1.腰から、痛みを感じる信号が脳へ伝わる。
2.脳内でドーパミンという神経伝達物質が多量に放出される。
3.それによって、痛みを抑制するセロトニンやノルアドレナリンが放出。
4.痛みの信号が遮断されて、痛みを感じにくくなる。
これはドーパミンシステムと呼ばれるもので、誰もが生まれつき備えもつ「痛みをコントロールするシステム」です。

ところが、精神的ストレスを受けた状態が続くと、このバランスが崩れてドーパミンが放出されにくくなり、痛みを感じやすくなることが近年分かってきました。それはドーパミンを作り出す脳の部分(脳の深部にある側坐核:そくざかく)が感情をつかさどる部分でもあるため、メンタルの影響を受けやすい場所なのです。

心が硬くなると、体も硬くなる

また、ストレスを感じて心が緊張状態にあると、自分が意識している以上に体にも力が入っています。
試しにぐっと身構えてみると、肩や背中など上半身の筋肉が硬くなっているはず。逆に、そこから両腕を付け根からぐるぐる回して、肩甲骨を動かしてみましょう。背中から腰にかけての筋肉が少しほぐれた感じがしませんか?
心が硬くなっていると筋肉も硬くなる。私たちが思っている以上に、心と体は密接な関係にあるのです。

いくつ当てはまる?腰痛の原因となりやすいストレス状態

それでは、どのような心の状態が、腰の痛みに影響を与えるのでしょうか。もし、あなたに以下のような傾向があるとしたら、メンタル面でのストレスが慢性腰痛を引き起こしているのかもしれません。

・イライラしたり、緊張することが多い。
・泣きたくなることが多い。
・なんだか自分だけ不幸な気がする。
・なかなか眠れない日がある。
・小さなことに腹が立つ。
・あまり食欲がわかない。
・腰痛がひどくなりそうで、何をするのもビクビクしてしまう。

職場の人間関係や家庭の問題、仕事や学校の悩みなど、ストレスの原因は人によってさまざま。現代社会を生きるほとんどの人は、何らかのストレスを感じていると言えるでしょう。そのようななかでも、ストレスを感じやすい人とそうでない人がいるのはなぜなのでしょうか。
そこにはストレスの扱い方に違いがあるのです。

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