和漢コラム腰痛の悩みにCOLUMN
腰痛を改善する7つの極意。自分に合う方法を見つけて!
腰痛を改善する極意4:ツボを押してみる
慢性腰痛には「自分でできるツボ押し」もおススメです。
おススメの理由は、自分で気持ちがいいと思える強さで押せること、また、体操のように広い場所も要らず、特別な道具も使わないので、思い立った時にすぐに行えること。
ツボ療法は、鍼灸医学の長い歴史のなかで経験的に体系づけられてきました。ツボへの刺激が自律神経などに働きかけ、血行を改善するといわれています。
腰痛の場所は人によって違うもの。それぞれに適したツボを知って、「痛気持ちいい」感じを楽しみながら、痛みの改善をしていきましょう。
腰痛を改善する極意5:姿勢を見直す
姿勢よく立っているつもりでも、実際は猫背や反り腰になっていることがあります。そのまま過ごしていると、筋肉に負担がかかり、腰痛につながってしまうことも。
立ち姿勢の基本は、背筋が伸びて、丹田(たんでん:おへその下4~5cmのあたり)に力が入っていること。座っているときも、荷物を持つときも、丹田に力が入った正しい姿勢を維持できれば、腰痛を引き起こす可能性がかなり減ります。
日常生活のなかで姿勢を意識するだけでも、腰痛改善に役立ちますよ。
腰痛を改善する極意6:漢方薬を飲む
漢方薬は自然由来の生薬を組み合わせたもので、人の持つ自然治癒力を高めることを主眼としているのが特長です。
腰痛のための漢方薬に用いられる生薬には、次のようなものがあります。
- ケイヒ:発汗、解熱、鎮静作用
- シャクヤク:炎症を抑える作用
- ボタンピ:血液の流れをよくする作用
- ヨクイニン:利尿作用
漢方薬は、このような作用を持つ生薬が、互いに高めあったり補ったりするような組み合わせで処方されています。
東洋医学の基本的な考え方は、体内の循環を改善し、体のバランスを取り戻して痛みを治していくというもの。つまり、体の中から腰痛改善をするということなのです。
腰痛を改善する極意7:睡眠を改善する
慢性腰痛に悩んでいる人には「寝返りが少ない」という研究結果があります。
あなたがどのような姿勢で寝ていたとしても、長時間同じ姿勢のままだと、同じ場所の血管が圧迫されて血行も悪くなってしまいます。朝、起きぬけに「痛い・・・」、となることが多いのは、寝返りの少なさが影響していることも。
また、深い睡眠をとることも腰痛改善には重要。人間の体は、眠っている間に体内の疲労回復を促すホルモンを分泌しているのです。
体全体を効率よく休養させれば、筋肉もほぐれ、血行の改善にもつながります。
フリーチョイスで、あなただけの腰痛改善システムを
腰痛を改善する極意を、いろいろな方向からご紹介しました。
一つに絞りきっていないのは、慢性腰痛は腰だけの問題ではなく、体や心のさまざまな要因が絡み合っているから。
人によって要因は違います。7つの方法を試してみて、「なんだか調子がいい」と実感できる方法を組み合わせ、あなたオリジナルの腰痛改善システムを作ってみてください。
忙しく過ごしていると、自分へのケアが後回しになってムリが溜まりがち。少しでも痛みを感じたら、早めのリカバリーで悪化させないことが大切です。極意を活用して、痛みを意識しなくていい毎日を送ってくださいね。