和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

何をしても治らない便秘に!真の改善を呼び込む3つの鍵

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便秘改善には生活リズムを整えることが不可欠

便秘を改善するには、「大ぜん動」という腸のダイナミックな動きのことを理解しておかなくてはなりません。これは健康な腸に1日数回だけ起こる動きで、便を一気に力強く肛門方向へ動かします。ところが便秘の人には、この大ぜん動が起きていない可能性があるのです。

大ぜん動を起こすために必要なこと、それは「生活リズムを整える」ことです。

具体的にはまず、食事と食事の間を8時間以上空けること。大ぜん動は、胃と小腸が空になっていないと起こらないからです。これは夕食と朝食の間をしっかり空けることでクリアすることができますね。

さらに、深い睡眠をとることも大切。睡眠中に体をリラックスモードにする副交感神経がしっかりと働いていないと、大ぜん動は起こりません。寝る直前までスマホをいじっていたり、仕事のことを考えたりしていては、頭と心がじゅうぶん休まらず、腸の動きも鈍ってしまいます。

質の高い睡眠がとれれば、寝ている間に大ぜん動により、肛門の方に便が移動してきます。あとは朝起きたら水を飲んだり、朝食を食べるなどして胃を刺激するだけ。腸の動きが活発になって便意が起こり、無事に排便という流れになります。ですから朝起きたら、朝食をしっかり食べる習慣をつけることも重要です。

「食事」「運動」「生活リズム」どれが欠けても便秘は治らない

便秘の改善には、「食事」「運動」「生活リズム」この3つのすべてが揃うことが必要です。
振り返ってまとめてみましょう。

「食事」・・・善玉菌を増やし、腸内環境を整える食生活をする

「運動」・・・自律神経を整え、血行を良くして胃腸の働きを活発にする

「生活リズム」・・・自然に備わった「大ぜん動」の力をしっかり活かす

大ぜん動は腸にガスが溜まっていると妨げられてしまうので、食事で腸内環境をケアしておくことは重要です。また、質の良い睡眠をとるためには、昼間適度に体を動かしておくことも欠かせません。つまり、この3つのうちどれが欠けてもうまくいかず、三位一体となってはじめて、がんこな便秘が改善するということ。

便秘の改善にあの手この手を尽くしてきたけれど、どれも今イチ効果が得られなかったという人は、この3つのどれかが欠けていた可能性が。真剣に便秘を改善したいと思う人は、ぜひ3つ同時に取り組んでみることをおすすめします。

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