和漢コラム便秘の解消にCOLUMN
便秘の改善に、すぐできる9つのワザ
4. 朝いちばんの水分補給
水分不足は便秘になる原因のひとつです。一日に必要といわれる1.5〜2L程度の充分な水分が摂れていれば、便秘にもなりにくいのです。よく「朝起き抜けに一杯の水を」と言われますが、これが便秘に役立ちます。
起き抜けで空っぽの胃に水が入るとそれが適度な刺激になり、腸のぜん動運動が促がされて便意が起きやすくなります。お茶やコーヒーには利尿作用や下痢止めの作用があるカフェインやポリフェノールが含まれているので逆効果。常温の水をおすすめします。
5. 便秘茶を飲む
便秘茶というものを聞いたことがあるでしょうか。ビタミンやミネラル、水溶性食物繊維など、便秘改善に良いとされる成分を含むお茶です。お茶の濃さを調整して飲むことができるのも便利です。
さまざまな便秘茶が市販されていますが、下剤成分センノシドなどを含むタイプと含まないタイプがあり、便秘の症状を考えて選ぶ必要があります。下剤を含まない食物繊維タイプの便秘茶は定期的に飲めますが、下剤成分を含むタイプの便秘茶の成分含有量は下剤に比べると少ないとはいえ、腹痛や下痢などの副作用もあり、常用するようなお茶ではないという認識が必要です。
6. オイルを摂取する
料理やドレッシングに使う食用オイルにも便秘改善に良いものがあります。オイルに含まれる脂肪酸が腸を刺激して便を柔らかくする作用があり、腸内移動や排便時の潤滑油としても働きます。
便秘に良いとされるオイルは、次の通り。
- オリーブオイル
消化吸収されにくいオレイン酸が多く含まれるため、しっかりと腸まで届いてぜん動運動を促進します。一日に15〜30mlの量を一回で摂ります。 - ひまわりオイル
オリーブオイルよりもさらに多くのオレイン酸を含有。風味に癖がなく熱にも強いため、揚げ物にも使えます。 - ココナッツオイル
腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌は減らす作用を持ったラウリン酸を多く含み、美容のために摂る女性も多いようです。