和漢コラム便秘の解消にCOLUMN
便秘が腰痛を引き起こす理由と、すぐ試したい対処法3つ
病気の心配があるのはこんなとき
便秘の悩みと腰の痛みが深刻な場合、他の症状も併発している場合は、病気の可能性も疑っておく必要があります。以下でチェックしておきましょう。
子宮内膜症などの婦人科系疾患
女性の場合は、婦人科系の疾患が便秘と腰痛を引き起こすことがあります。症例が多いのが、子宮内膜症や子宮筋腫。
便秘、腰痛のほかに月経時の痛みがひどい、月経の出血量が多い、性交時に痛みがあるなどの症状もあれば、婦人科を受診して検査してもらいましょう。
椎間板ヘルニア
背骨を構成する骨と骨の間にある、椎間板とよばれる軟骨。普段はクッションの役割を果たしていますが、老化や激しい運動などで外に飛び出し、神経を圧迫することがあります。これが椎間板ヘルニア。
腰や背中が痛んだりするほか、尿が出にくくなったり、便秘になることも。
このような症状に心当たりがある場合は、早めに整形外科などの専門医を受診しましょう。
尿路結石
腎臓から尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができることを、まとめて尿路結石といいます。結石がどこかに引っかかり、周りの神経を刺激することで、激しい腹痛や腰痛を引き起こします。
急に腰が激しく痛むため、便秘から下痢になったときの腹痛や、ぎっくり腰と間違えることも。
右側か左側、どちらか片側だけが痛い、背中側が痛い、尿が出ない、血尿などに該当する場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
大腸がん
大腸がんは、大腸の粘膜にできるがん。腫瘍によって便の通りが悪くなるため、便秘や腹痛を引き起こしやすくなります。
最近便が細くなった、便秘以外に下痢の症状もある、便に血が混じるなどの症状があれば、なるべく早く医師の診察を受けてください。
「食べて出す」は生命活動の根幹
体に必要なものを吸収し、不要なものを出す・・・消化・排泄は生命活動の根幹です。ここが不健康な状態になっていると、ニキビや吹き出物、肩こりや腰痛など、体のいたるところで不具合が発生することに。
今回は便秘と腰痛、2つに悩まされている人のため、両方の改善に役立ちつつ、手軽に取り組める方法を3つご紹介しました。
毎日欠かさずやらなくちゃ!と気負いすぎると、それもまたストレスになります。1日1つ、気が向いたときで良いので、腸に良いことを重ねていきましょう。
毎朝トイレで「うん、今日も良い調子!」と思えるようになる頃には、腰の痛みも不思議と気にならなくなっているかもしれません。