和漢コラム腰痛の悩みにCOLUMN

腰痛の原因は座る姿勢にも。デスクワークは腹筋で支える

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仕事が終わったあとや休日前になると、特に腰が重だるい、つっぱっている感じがする・・・。そんな腰痛は、日常的な姿勢が原因かもしれません。

特に「座って前かがみになる」ときは、立っているときよりも腰に負担がかかっているのです。
デスクワークの座る姿勢を支えるべき筋肉が「腹横筋(ふくおうきん)」。一般的に腹筋と呼ばれる筋肉はいくつかあり、腹横筋はそのうちのひとつ。コルセットのように腰を支えています。これがきちんと働くような姿勢で座ることが、痛みの軽減や腰痛の予防になります。

いつも通りに座った画像を撮ってみるのをおすすめします。これからお伝えする、正しい姿勢で座ったときのものと比べると、違いが一目瞭然。その差をなくすだけで、日ごとに痛みが軽くなるかもしれません。

腰痛と姿勢の関係

座ることは立つことよりも腰への負担が大きい

立っているときは、腰以外にもひざや股関節、足首などの関節がクッションの役割をして、体を支える負担が分散されています。ところが、座っているときは腰まわりで上半身の体重すべてを支えなければなりません。
腰への負担の度合いは、立っているときを100とすると、座るだけでも140、座って前かがみになると185。デスクワークでは、立ったときの1.4倍~1.85倍の負担が腰にかかっているのです。

デスクワークの腰痛の原因1:腹横筋が働いていない

腹横筋座っているときの腰への負担は、「腹横筋」と背筋などの背中側の筋肉が受け止めています。

腹横筋は、腰にある腰椎を守っている筋肉。コルセットのように腰をぐるっと囲むような形をしています。
お腹に力が入らないような姿勢で座ってしまうと、腹横筋のコルセット機能が働きません。代わりに背中側の筋肉だけで支えているので、疲労しやすくなります。筋肉の疲労は痛みの発生のもと。本来の担当である腹横筋が働くようにすることが腰痛対策になります。

デスクワークの腰痛の原因2:同じ姿勢を続けてしまう

背中側の筋肉に負担がかかる姿勢を続けると筋肉が硬くなり伸び縮みしにくくなります。筋肉が背骨や腰の動きをサポートできなくなった状態で腰を動かすと、痛みを感じるように。

硬い筋肉は血管を圧迫するので、血行不良になりがち。血流に乗って痛みを脳に伝える「発痛物質」も排出されにくいので、痛みが長引くことがあります。

筋肉の疲労をやわらげるには、血液が運んでくる栄養や酸素が必要です。血行不良が続くと、筋肉がますますこわばってしまうという悪循環にも。姿勢を変えて血行を促し、悪循環を断ち切りましょう。

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