和漢コラムニキビの治し方COLUMN
男ニキビの治し方、女子がやってて男子が知らない6つの対策
男ニキビの治し方その5:たばこはニキビ回復を邪魔する
ニキビ治療とたばこ。関係ないようにみえて、実はニキビ悪化にもつながる害があることをご存知でしたか?
たばこに含まれるニコチンは、ビタミンCを破壊する原因のもと。ビタミンCというのは活性酸素を除去する(=炎症を抑える)働きがあるためニキビを治したり予防のためにも必要な栄養素なのに、それを邪魔してしまうのです。
ちなみに、成人男性が1日に最低限摂取すべきとされるビタミンCの量は100mg。それを食事での含有量におきかえると、みかんなら3.3個分(1個あたり約30mg)ですが、1本のたばこで破壊されるビタミンC量が約25mg〜100mg。もし、あなたが1日10本喫煙しているとしたら、どれだけのみかんを食べないといけないのか・・・。たばこは百害あって一利なしとはよく言ったものです。
そんなニキビの炎症を抑える働きがあるビタミンCは、たばこ以外にも、紫外線を多く浴びたり、アルコールのとりすぎ、激しい運動などでも多く消費されてしまうので、積極的に摂取するようにしましょう。
ビタミンCを多く含む食品をご紹介すると:
- アセロラ(1個あたり1700mg)
- 焼き海苔(1個あたり210mg)
- 赤ピーマン・黄ピーマン(1個あたり150~170mg)
- 芽キャベツ(1個あたり110mg)
- ゴーヤ(にがうり)(1個あたり75mg)
- キウィ(1個あたり69mg)
- いちご(1個あたり62mg)
男ニキビの治し方その6:仕事が忙しくても、ストレスをためない自分になる
20代後半~30代の男子は、まかされる仕事も増えてくる年代。おもしろさが増す反面、プレッシャーも増えてきます。また、転勤や転職など、新しい環境になじむまではストレスを感じることも多いものです。
私たちは強いストレスを感じると、緊張状態(自律神経の交感神経が優位な状態)になります。その状態が長く続くと、男性ホルモンやノルアドレナリンが分泌されることによって、皮脂の分泌が多くなって脂性肌になったり、肌が固くなって皮脂が詰まりやすくなります。それが、ストレスが原因でニキビのできるメカニズム。
その他にも、ストレスによる緊張状態が続くと、睡眠不足や便秘、アルコールの飲み過ぎ、喫煙などにつながって、結果的にニキビを引き起こす原因にもなります。
ストレスをためない工夫としては、
- 有酸素運動(ウォーキング、ヨガ、サイクリング、水泳)で、副交感神経を刺激(リラックス状態に)する。
- ビタミンB群を多く摂る(ストレスによって大量に消費されるため)。特に、ビタミンB1(精神安定作用)とビタミンB12(神経を正常に働かせる)。
- 森林浴に出かける(樹木から発散される成分が自律神経の働きを整える)。
- 仕事のことを100%忘れられる、趣味や時間をもつ。
その他にも、旅行に出かける、映画を観るなど、非日常的な体験や時間を過ごすことは効果的です。
ストレス状態というのは、一つの問題に集中し過ぎて、周りが見えなくなっている状態でもあります。近視眼的になっている自分を解放してあげること。一度リフレッシュして視点を変えることで、ストレスだと感じていたこと自体がそうでなかったと思えることも多いのです。
ニキビが治らない、治らないとあまり考えすぎるのも、ストレスをためる原因のひとつかもしれませんね。
男子であれ女子であれ、大人になってからできるニキビはなかなか治りにくいのが特徴でもあります。だから、一つひとつ心当たりのある原因を解決していくことが大切。そして、外的要因(洗顔や紫外線対策など)と内的要因(食生活や睡眠不足など)の両面から取り組んでみることをお薦めします。