和漢コラムニキビの治し方COLUMN
吹き出物はなぜできる?5つの原因から対策が見えてくる!
吹き出物ができる原因・対策3:食生活
高カロリーなメニューや揚げ物など、油っこいものは皮脂分泌を増やして吹き出物の原因になります。また、アルコールや甘いお菓子、スナック菓子や加工食品なども皮脂分泌を増やす要因になるので要注意です。
食生活を改善するには
バランスの良い食事を心がけましょう。野菜・果物、タンパク質、良質な脂質をバランスよく摂ることで、肌の健康を保つことにつながります。
たとえば、
- いつものメニューに、和惣菜や海藻サラダをプラスする
- 水分をしっかり摂る
- ビタミンやミネラルを積極的にとる( ビタミンA、C、Eなどの抗酸化物質や、亜鉛などのミネラル)
さらに「食べ方」も大切。空腹時にいきなり菓子パンなど高GI食品を食べると、血糖値が急激に上がり、インスリンが大量に分泌されます。するとインスリンが男性ホルモンの分泌を刺激し、吹き出物のできやすい肌状態を作ってしまいます。
食事のときは「ベジタブルファースト」を忘れずに。野菜など、GI値の低いものから先に食べる習慣をつけ、血糖値の急上昇を防ぐことは、吹き出物やニキビを予防するという観点からも大切なのです。
吹き出物ができる原因・対策4:乾燥
吹き出物(大人ニキビ)の場合、皮脂の過剰分泌ではなく、逆に肌の乾燥がトラブルの原因になっていることもよくあります。肌細胞は乾燥すると正常なターンオーバーが妨げられ、ちょっとした刺激でもダメージを受けやすくなり、角質が詰まりやすくなるのです。
肌の乾燥を防ぐには
- 1日に何回も洗顔しすぎない
- 十分に保湿する
- 洗顔のときはぬるま湯で
- お部屋の湿度は40~60%
自分の肌の状態をチェックしながら、乾燥に傾いているなと感じたら、肌をいたわる洗顔と保湿ケアを心がけてください。
吹き出物ができる原因・対策5:便秘
古い便が腸内に長く滞留していると、悪玉菌によって産生される毒素が血流に乗って全身を巡ります。これが肌に運ばれると、吹き出物の原因となることが。これは通常ルートでの毒素や老廃物の排出が追いつかないため、肌から排出しようとする働きで、東洋医学では「発表解毒(はっぴょうげどく)」と呼んでいます。
もし、頑固な便秘に心当たりがあるなら、スキンケアだけでなく腸の調子を整える対策も、並行して進めていきましょう。
便秘の改善には
- 食物繊維は、水溶性と不溶性の両方をとる
- 水分を十分に摂る(1日2リットル程度)
- ウォーキングなど適度な運動を日課にする
- 規則正しい生活のリズム
- トイレを我慢しない
東洋医学から吹き出物を考えてみる
ここまでご紹介したように、吹き出物ができる原因はさまざまであり、いくつかの原因が絡んでいる場合がほとんど。考えられる原因を一つずつつぶしていくのも手ですが、東洋医学の観点から眺めてみるのもひとつです。
東洋医学では、身体の不調を改善するために、体内のバランスを整えることがとても重要だと考えます。
そのバランスとは、「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つの基本的なエネルギーのこと。病気や不調はこれらエネルギーの不均衡や流れの滞りから生じると考えられています。
気(き)
生命活動や呼吸、運動、感情など、身体や心の機能を支配するエネルギーです。
ストレスや不規則な生活、不安などによって気の流れが滞ると、皮脂の過剰分泌や肌の不調につながることがあります。
血(けつ)
体内をめぐる栄養や酸素を運び、体の組織や臓器に栄養を供給するエネルギー。
血の流れが滞ることで、肌細胞に栄養や酸素が適切に供給されなくなります。血流が悪くなると肌の代謝や修復がうまくできずに、吹き出物の原因になることがあります。
水(すい)
体内の水分バランスを意味し、体組織や器官の潤滑や代謝をささえるエネルギー。
水分のバランスが乱れると、肌の乾燥や過剰な皮脂分泌につながることがあります。
これらのバランスがくずれると、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、肌の炎症などが起こりやすくなり、それが吹き出物の原因になると考えます。
吹き出物は、身体の中から対策しよう
摩耶堂製薬「ネオ小町」は、体内のバランスを整えるという東洋医学の考え方に基づいたお薬。体内にたまった老廃物や毒素を出して、すこやかな肌に必要な成分を補ってくれます。身体の中から働きかけて、吹き出物ができにくい肌をめざしましょう。
効能・効果
ニキビ、吹出物、シミ、ソバカス、色素異状沈着、ジン麻疹、湿疹、皮ふ炎、痒疹、アセモ、皮ふ掻痒症、口唇炎、口唇キ裂、アレルギー体質、シモヤケ、アカギレ等の治療と予防