和漢コラムニキビの治し方COLUMN
顎・フェイスラインのニキビ、ついやりがちなNG習慣7つ
原因2.胃腸トラブル
胃腸が弱っていると消化不良に。お肌が栄養不足になる
連日の飲み会や遅い時間の夜食、野菜不足・・・。日々忙しく過ごしている人ほど、しっかり食べているつもりでも栄養のバランスが偏っていたり、胃腸に負担をかけていることが多いものです。
胃腸の働きが低下すると、食べ物をしっかりと消化できず、お肌への栄養も不足がちに。そのためお肌が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)が乱れて、健康なお肌をキープできなくなるのです。
皮脂分泌のブレーキ役、ビタミン不足も大敵
皮脂の分泌を抑える働きがあるビタミンB2・ビタミンB6が不足することも、顎ニキビの原因となります。食生活を見直してみるとともに、ビタミンB群は体に蓄積されにくいので毎日少しずつでも取り入れるようにしましょう。
便秘にも注意!顎ニキビや吹き出物の原因に
食べ物から栄養素を吸収し、不要な排泄物をだすのがお通じですが、それが腸のなかで長くとどまってしまうと腐敗が進んでしまいます。
腐敗によってガスや有害物質が発生し、腸内環境がわるくなると、体はどうにかして毒素を排出しようと腸壁から毒素を吸収。
血管をとおして、皮膚から排出しようとするため、肌荒れやニキビを引き起こすのです。
排便のリズムは個人差があるものの、3日以上でないことが多い場合は、腸内環境が悪くなっていると考えたほうがよいかもしれません。
原因3.ホルモンバランスの乱れ
女性の体は、月経のリズムにあわせて2種類の女性ホルモンの分泌量がコントロールされているため、生理前の約2週間は吹き出物やニキビができやすい時期です。
生理が始まってから排卵までの約2週間:お肌は安定
美肌ホルモンとも呼ばれるエストロゲンが多く分泌される時期。コラーゲンの生成を促進したり、肌の水分量を増やすため、刺激にも強い状態になる。
排卵後から次の生理までの約2週間:ニキビ注意
エストロゲンと対をなす女性ホルモン・プロゲステロンが多く分泌される時期。皮脂の分泌が過剰になったり、肌が乾燥したりと困った状態に。体に水分をためこむ時期でもあるため、便秘がちにもなる。
原因4.間違ったスキンケア
お肌がデリケートな顎まわり。乾燥がニキビを招いてしまう
お肌の表面は、ウロコのような角質細胞が外からの刺激を遮断。さらに、そのすき間をセラミドやコラーゲンなどの細胞間物質がうめることで、微生物などが入らないよう守りを固めています。
ところが、お肌が乾燥するとそこにすき間ができてしまい、肌のバリア機能が低下。お肌をまもるために、皮脂が過剰に分泌されてニキビの原因となります。
顎まわりは、毛穴があまり発達していない場所なので、乾燥しやすくニキビや吹き出物ができやすい場所なのです。
お肌が乾燥する原因は、以下のとおり。
- 熱いお湯で洗うと、皮脂が取れすぎて乾燥する
- スキンケアで保湿しているつもりでも、油分が足りないと乾燥肌に
- 紫外線にあたりすぎるのはNG※
- 洗顔しすぎると、「皮脂が足りない」とお肌が勘違い。皮脂分泌が多くなる
※紫外線は当たりすぎるとデメリットがあるものの、骨粗しょう症予防など健康面で必要不可欠なもの。日光浴の目安は、地域や季節によって異なりますが、1日15~30分程度。夏は短めに、木陰や冬は長めにと言われています。
顎・フェイスラインは刺激が多い
顎まわりの皮膚は、乾燥しやすく皮膚がうすいため、外からのちょっとした刺激もダメージにつながりやすい場所。また、顔の中心部にくらべると意識がいかないため、さまざまな刺激に気づかない傾向にあります。
顎・フェイスラインへの刺激とは
- マスクによる摩擦や圧迫、ムレ。皮脂や汗などが細菌の繁殖につながることも
- 頬杖をつく、考えるときに顎を触るクセなど、気づかないうちに雑菌に接していることが多い
- メイクや洗顔料がしっかり落とせていないことも
- 洗顔後、タオルでゴシゴシしやすい場所
- マフラーやストール、髪の毛などが触れる