和漢コラムニキビの治し方COLUMN

跡を残さないニキビの治し方&ニキビ跡改善ケア

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肌のターンオーバーを整えることも欠かせない

しっかり睡眠をとることも大切

ニキビ跡に効くはずのコスメを使っているのに、いっこうに改善されないという人は、「肌のターンオーバー」に着目して生活習慣を見直してみましょう。
人間の体をつくっている細胞は、それぞれの部位で一定の周期で生まれ変わっており、肌の生まれ変わる周期は20代で約28日と言われています。ですからニキビが跡になってしまっても、ターンオーバーが正常ならいずれ新しい健康な細胞に置き換わり、きれいに治るはず。そうならずにいつまでも跡や色素沈着が残ってしまうのは、ターンオーバーがうまくいっていないからなのです。

スムーズなターンオーバーのためには、細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンが重要な働きをします。これは眠り始めの3時間に多く分泌されるので、その時間帯に良質な睡眠をとることが大切。眠る前にアルコールやカフェインを摂らないことや、ブルーライトなど強い光を浴びないように気をつけてください。
また、スイーツを食事代わりにしたり、スナック菓子の食べ過ぎなど、偏った食生活はニキビが跡になる原因のひとつ。今日からすぐに見直してみましょう。

ターンオーバーを正常化するオススメの栄養素・・・良質のタンパク質

私たちの体を構成しているのはタンパク質。タンパク質が不足すると、細胞のターンオーバーにも支障をきたします。ですから毎日の食事で良質のタンパク質を摂ることは大切です。
タンパク質といえばお肉を思い浮かべる人も多いかと思いますが、肉なら赤身の部分がタンパク質。白い部分は脂なのでタンパク質ではありません。
ニキビのもとになる脂は控え、高タンパクで低脂肪の食材(卵や鶏ささ身、白身魚など)や調理法(茹でる、蒸すなど)を意識してみましょう。
また、タンパク質の中でも特に積極的に摂りたいのが、成長ホルモンの原料となるアルギニン。エビやマグロ、大豆などに多く含まれています。

ターンオーバーを正常化するオススメの栄養素・・・ビタミン類

ビタミンCは色素沈着を防いだり、免疫力を高めてニキビや吹き出物を予防するなど、スキンケアには欠かせないビタミン。ストレスや喫煙などで消費されてしまうので、ストレスの多い人、タバコを吸う人、お酒を飲む人、睡眠不足の人などは、特に意識して多めに摂取しましょう。
ビタミンB群も健康な皮ふをつくる代謝に欠かせない栄養素。レバーや納豆、卵、ほうれん草などに多く含まれています。

ニキビ跡を残さないためには、できたときにどう治すかが勝負

お肌をたいせつにするぞ!と頑張るポーズの女性

肌のターンオーバーは若いときでも、順調にいって約1ヵ月かかります。跡になってしまったものを治すには、相当な期間を要することは覚悟しておきましょう。さらに、がんこな色素沈着やクレーター状になったものなど、肌の再生機能そのものがダメージを受けている場合は、セルフケアではなかなか効果が実感できません。目に見える効果を出すためには、医療機関でレーザーやイオン導入などの治療を受ける必要があり、どうしても高額になってしまいます。
後になって後悔することのないよう、新しいニキビができたら適切に対処し、重症になる前に治すことを心がけましょう。
治ってもすぐにまた新しいニキビができてしまう場合は、生活習慣やストレスが原因でニキビが慢性化してしまっているのかも。そんな人には体のなかからケアすることをオススメします。

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