和漢コラムニキビの治し方COLUMN

寝不足でニキビができるのは、自律神経の乱れのせい?!

  • Twitter
  • facebook
  • LINE

「寝不足のせいでニキビが!今日は休みで予定もないし、夕方までぐっすり眠っちゃおう」・・・ちょっと待ってください、そんなニキビ対策では、ニキビに効くどころか、かえって増えてしまうかもしれません。

寝だめでしっかり寝不足を補っても良くならないニキビの根本原因は、「睡眠時間の不足」ではなく、「自律神経の乱れ」である可能性もあるのです。

このコラムでは寝不足ニキビ対策として、自律神経のケアに着目して解説していきます。「自律神経って何?」という人にも分かりやすく、取り入れやすい方法をご紹介するので、不規則な生活に心当たりのある人はぜひ試してみてくださいね。

寝不足の体は戦闘モード

自律神経とは、心臓を動かしたり、食べたものを消化したりといった、人間の生命維持にかかわる活動を自動的にコントロールしているシステムのこと。夜遅くまで起きて活動していると、私たちの身体中に張り巡らされている「自律神経」という一大システムのバランスが崩れます。

自律神経には身体を緊張させて活動的モードにする「交感神経」と、身体をリラックスさせて休息モードにする「副交感神経」の2種類があります。

昼間は交感神経が優位になることでアクティブに活動でき、夜には副交感神経が優位になることでぐっすり眠って休息をとることができます。健やかな生活には、この2つの神経がバランスよく働くことが欠かせません。

ところが慢性的な睡眠不足が続くと、夜になっても交感神経が優位なまま。寝ているときでさえ、緊張した状態が続いてしまいます。交感神経の働きで毛細血管はぎゅっと収縮しているため、血流も滞りがち。本来血流に乗って届けられるはずの栄養分が肌まで行き渡らず、また血流に乗って回収されるはずの老廃物も回収されないままに。

寝不足だと出てくる目の下のクマや肌荒れ、ニキビに吹き出物・・・。これらは睡眠不足による自律神経の乱れのせいで、肌の血行が悪くなっている証拠なのです。

さらに交感神経が優位になりっぱなしの生活では、女性であっても男性ホルモンの分泌が増える傾向があります。男性ホルモンが増えると気力が増したり、積極性や行動力がアップするという良い一面もあります。しかし一方で、皮脂の分泌を促進したり、角層を厚くする作用もあるため、皮脂が毛穴に詰まりがちになり、ニキビや吹き出物ができやすくなるのです。

体内時計が肌再生のスケジュール管理をしている

寝不足が続いているときこそ、意識して自律神経を整えることが大切。そのためには、誰もが体内に持っている時計=体内時計をケアすることが不可欠です。

体内時計は、昼間は交感神経を優位にしてアクティブに活動し、夜は副交感神経を優位にして修復や再生を行う、そんなタイムスケジュールを組んでいます。体内時計のスケジュール通りに行動することで、夜しっかりリラックスできて肌への血流が高まり、ホルモンバランスも整い、肌の再生が効率良く行われるのです。

寝不足による肌荒れやニキビを最小限に抑えたいなら、一定のリズムを刻んでいる体内時計を狂わせないことが重要です。ウィークデーに寝不足が続いて、休日に寝だめをしたいときは、起きる時間はずらさずに、寝る時間を早めにしましょう。
寝坊できるからといって、休日に昼まで寝ていると、体内時計が大幅に狂ってしまいます。するとホルモンの分泌や自律神経のシステムも混乱し、ニキビを始めさまざまな不調につながることに。

体内時計を整えるのによい方法は、朝起きる時間を固定することの他にあと2つあります。
ひとつは、目が覚めたら朝日を浴びること。実は私たちの体に内蔵されている体内時計は、24時間よりも少し長いために、そのまま何もしないと少しずつ後ろへズレていきます。朝のうちに太陽の光を浴びると、24時間という地球の1日のサイクルに合わせて体内時計がリセットされるのです。

もうひとつは、3食を決まった時間にしっかり食べること。しっかり間をあけて空腹を感じてから食事をとると、胃腸の動きの緩急で体内時計のリズムが刻まれます。逆にだらだら間食したり、朝ご飯を抜いたりすると、体内時計が狂ってしまいます。規則正しい食事時間によっても、体内時計を整えることができるのです。

夜更かし、寝坊、間食があたりまえになっている人は、ぜひ上記3つのなかでできることから実行して、規則正しい生活を心がけてみてください。

関連製品

  • 身体の中からニキビを治し、ニキビのできにくいお肌へ ネオ小町錠
  • Twitter
  • facebook
  • LINE