和漢コラムニキビの治し方COLUMN
生活習慣で大人ニキビを予防!毎日できる7つのこと
ニキビケア、気をつけているはずなのに、治ったと思ってもまたすぐニキビができてしまう・・・。それは、ニキビを肌表面のケアだけでなんとかしようとしているからかもしれません。
実は繰り返しできる大人ニキビの原因は、睡眠や食事など生活習慣にあることが多いのです。「ニキビはお肌の生活習慣病」と言われるくらい、ニキビ発生のメカニズムには日々の生活が関係しています。
このコラムでは、ニキビ予防のために毎日できる生活習慣を7つご紹介。毎日少しの心がけで肌質を変え、ニキビを繰り返さないピカピカ素肌を目指しましょう!
ニキビを予防する生活習慣(1)質の良い睡眠をとる
大人ニキビができる理由は、端的に言うと「肌のターンオーバーが乱れている」から。
健やかな肌は、皮ふの細胞が新しく作られて成長し、古い角質が剥がれ落ちるサイクルのなかで作られます。成長ホルモンが分泌され全身の血流も増える睡眠中は、肌の新陳代謝を高めるための大切な時間。ところが睡眠不足が続くと、この時間が不足して、肌のターンオーバーを乱れさせてしまうのです。
肌の調子を整えてくれる成長ホルモンは、眠り始めの3時間に多く分泌されることが分かっています。仕事や付き合いなどで長く眠ることができないときは、せめて入眠後3時間の眠りの質を高めることを意識して。食事は寝る3時間前までに済ませる、布団のなかでスマホを見ない、部屋を暗くして静かな環境で寝るなど、少しの工夫で質の高い睡眠をとることができます。
ニキビを予防する生活習慣(2)メイクは落として寝る
毎日ではないけれど、疲れた日はメイクをしたまま寝てしまうことがある・・・これを聞いてギクッとした大人女子は多いのでは?
メイクを長時間していると、肌が乾燥して皮脂分泌が活発になります。さらに、ニキビの原因となるアクネ菌は酸素が嫌いで、空気に触れない詰まった毛穴の奥が大好き。ファンデーションは粒子が細かく毛穴に詰まりがちなので、メイクを落とさず寝ると、詰まった毛穴の奥で皮脂をエサにしてアクネ菌が大繁殖してしまいます。
また、そもそもメイクも落とさず布団に直行したくなるということは、そうとう寝不足だったり疲労が溜まっている証拠。そんなときは免疫力が落ち、肌もニキビができやすい状態になっています。どんなに疲れていても、メイクだけは落として寝るようにしましょう。
ニキビを予防する生活習慣(3)タバコは吸わない
タバコに含まれるニコチンは、ビタミンCを壊してしまう働きがあります。ビタミンCはニキビの原因となる活性酸素の害から肌を守り、肌環境を整えてくれる大切なビタミン。それがタバコ1本につき25~100mgも破壊されてしまうと言われています。
また、ニコチンには血管を収縮させる働きもあります。お肌の血管が収縮し血流が悪くなることによって、肌のすみずみまで必要な栄養を届けることが難しくなります。すると肌のターンオーバーがうまくいかず、ニキビができやすくなるのです。
ニキビ撃退のためには禁煙が望ましいところですが、難しい場合は本数を減らしたり、タバコを吸う前後にサプリメントなどでビタミンCを補給するのも有効です。
また、タバコを吸うタイミングにも気をつけて。寝る前にタバコを吸うと、ニコチンの覚醒作用のせいで眠りが浅くなったり、血流が悪くなるなどして質の高い睡眠をとることが難しくなります。前述のように、質の高い睡眠はニキビ対策に欠かせません。まずは寝る前にタバコを吸わないことから始めてみましょう。